ULTRA SLOW TREKKING

トレッキング:高取山&仏果山:眼前に迫る丹沢山地の眺望!

minmsee 2015年1月3日土曜日
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高取山&仏果山へ軽くトレッキングに行ってきました。
天気は晴れ、積雪もほんの少しで、手近なトレッキングを楽しめました。
  • 高取山からの都心方向の眺望が広々と気持ち良い!
  • 山頂の展望台の間近に迫る丹沢山地の眺望!圧迫感すら感じる。
  • 尾根や展望台での強風に体感気温は急降下。風への備え必須!
  • トレッキングシューズは普通のミッドカットで十分!
  • デジカメもいいが、是非高品質の双眼鏡を持って行こう!
ここから先は写真が40枚ほどあります。ご興味のある方はどうぞ。
(今日は新しいトレッキングシューズとデジカメ、双眼鏡のお試しを兼ねています。)

6:35 愛川ふれあいの村の裏手、観察路経由で高取山に向かいます。高取山と仏果山、同じような高さで両方とも展望台があるので、どちらに先に行くか迷うところです。高取山が705m、仏果山が747m。私は高い方を後のお楽しみにするため高取山を先にしました。仏果山から下る途中に、枯れ草から水が染み出して氷のひだができる「しもばしら」の群生があったので、早くそれを見るのであれば仏果山が先、という手もあります。

↓前半は大体こんな感じの道が続きます。後半はこれに雪が薄く積もった感じ。概して歩きやすいです。

↓朝日が差し込んできました。数分前にはバラ色でしたが、すぐに色が変わってしまいます。

↓林道を横切って登山道を進みます。標識があるので分岐で迷うところはありませんが、今どこら辺にいるのか分からないと不安になるので、やっぱり地図は持っていないとだめですね。紙の地図が必須、スマホの地図アプリは非常用ということで。

↓林道から少し登るだけで都心方向の眺望が開けてきます。都心はスカイツリーなどランドマークがたくさんあるので場所がわかりやすいです。

↓傾斜や風が変わると、感じる暑さも全然違います。今日は天気がいいので、登っているあいだはランニング用のTシャツ+長袖Tシャツの重ね着で十分でしたが、ちょっと風が強くなるとウィンドブレーカーを着こむ必要がありました。いちいち立ち止まって着替えるのは面倒ですし時間もだいぶロスしますが、どうしようもありません。何かいい手はないものか...?

↓さて、杉林を抜けて進みます。早朝なので横からの朝日が綺麗でした。

↓雪の上の足跡を辿ります。昨日以前に登られた方のもののようです。足跡自体が霜柱で持ち上がっているところがありました。雪はサラサラでも重いでもない、なんだか半端な感じ。片栗粉みたいにキシキシと軋む感じでしょうか。ちょっと滑りやすいので要注意です。

↓新しい(初めての)トレッキングシューズも快適です。丹沢や奥多摩あたりまでなら、天気がよければトレランシューズでも十分だと思いますが、山は天気がいい日ばかりでもないので、やはりトレッキングシューズはあった方が良いかな〜と思いました。優先度は
  1. 日帰り〜1泊程度のトレッキング
  2. 自分の足にフィットする
  3. 防水・透湿
  4. できるだけ軽量
  5. コストパフォーマンス
で選んだのがSALOMON CONQUEST GTX。やはり一番難しかったのは2.ですね。何足も履いてみましたが、幅が少し狭かったり、親指があたったり、底の形に違和感があったり。こればっかりはいろいろ試してみるしかありません。こうして選んだトレッキングシューズ、今日はコースが短かったのですが、その範囲ではまったく問題なし。しっかりしているのに軽量なタイプとのことで、足が重く感じることもありませんでした。

7:48 そうこうしているうちに高取山頂上に到着!雪野原の先に広がる都心方向の眺望はとても爽快感があって、登ってくるまでの疲れが吹き飛びます。ここからの眺めはオススメですね。

↓「空に、そびえる、くろがねの城〜」高取山の展望台です。かなり無粋な外見ですが、周りに損なうような景観もなく、木を切って眺望を確保するよりも、よほど自然に優しそうです。でも、ここまでどうやって鉄骨を運んで造ったのだろうか? 道は登山道しかなさそうですし。などと考えながら上に登る準備をします。山頂の地表は無風状態なのですが、木立の上や展望台の上の方では風がゴウゴウと唸っており、着込まないととても耐えられそうにありません。

↓展望台からの先ほどの方向の眺め。風が強いこともあり、高所恐怖症の方は辛いかも。

↓橋本〜多摩センターのあたり。先日塔ノ岳から眺めましたが、距離が半分ですので、よりはっきり見えます。仏果山からの方が少し良く見えたので、ズームインした画像は後の方に載せます。遠くに見えるのは筑波山。

↓くるりと後ろを振り向くと、そちらは丹沢山地全体が間近に迫ります!山並みの存在感が圧倒的でした。(※写真のクリックでFlickrの大画面で見られます。)
P1030063

↓上の写真を含む、丹沢〜奥多摩〜多摩ニュータウンにかけてのパノラマ写真。全体は見られますが、普通の写真の方が存在感がありますね。(※これもFlickrへ)
tanzawa-okutama

↓展望台の上は強風のため寒く、ぐるりと写真を撮るのが精一杯。景色は良かったのですが、早々に退散します。デジカメOM-D E-M5は低温に弱いのか、すぐにバッテリー切れのマークが出たり、電源が入らなくなったりしました。防塵防滴はいいのですが低温での動作保証はないですからね。バッテリーをポケットに入れておいて、撮影時だけ戻すようにしました。ただし、私のは中古なので新品でもこうなのかはわかりません。持ち運びについては、重さはまったく問題ありませんが、首から下げると歩くときに左右にブラブラするのがとても気になり、片手で軽く押さえながら歩いていました。ストレスにはなりませんが、いざという時に手を使う反応が遅れそうなので、うまい固定方法を考えないといけません。もう一方は昔から持っていた双眼鏡。これについては後に書きます。

↓山の霜柱はどこも大きいです。

8:24 犬の散歩に来た方(としか見えない出で立ち!地元の方?正直びっくりしました)と挨拶を交わし高取山から仏果山に向かいます。尾根の右手は宮ヶ瀬湖方向に急に落ち込んでいます。左手も急な斜面。右から丹沢山地からの冷たい風が絶え間なく吹きぬけます。ここ(標高700m前後)でもこんなに寒いのだから、丹沢の上の方はとんでもなく寒いに違いない!1ヶ月前に行った時とは別世界なんでしょうね。

↓宮ヶ瀬越、だそうです。

8:48 今日一番の急な登りを経て仏果山山頂に到着。高取山と違って眺望が開けていないので、いまひとつ爽快感はありません。ベンチとテーブルはたくさんありました。

↓仏果山展望台からの眺め。写真中央は高取山展望台。やっぱり仏果山の方が少し高いですね。等倍でみたら展望台の上に人が一人、こちらに向いているのが写っていました。ちょっとコワイ。

↓仏果山の方が少し高く少し海に近いです。写真は江ノ島から伊豆大島あたりでしょう。

↓伊豆大島。

↓さて、海から丹沢に目をやると、やっぱり存在感のある姿。(※クリックでFlickr)
tanzawa20150103

↓一番高いのが蛭ヶ岳、かな?

↓風が止んできました。おかげで、双眼鏡でじっくり南大沢周辺を見ることができました。実視界9.4度と書いてあるので、カメラのズームレンズでいうと35mm換算で300mm切るくらいだと思います。昔1万円くらいで買ったものですが、視界はクリアそのもの。カメラのレンズだと、とてもそれではきかない金額になるのでは? 私はこれまで、その場でよく見えなくても、後でデジカメ写真を等倍で見ればいいやという考えでしたが、いやいやどうして、やっぱりその場で遠くの景色がはっきり見えると感動が違います。これからは山には双眼鏡を持っていくことにします。皆さんも一ついかがでしょうか? 私のオススメは「ヒノデ光学」の「Hinode 5x20-A3」。私のはA1でしたがその後継モデルです。コンパクトさと見やすさのバランスが良いと思います。ヒノデ光学のサイトは、いろいろ双眼鏡にまつわる話が載っていて面白いですよ。
さて、双眼鏡で細部が確認できたので、橋本アリオ〜多摩センターをズームインしてみます。フレスコらしき建物までは分かりました。

9:11 さて、肉眼と双眼鏡で景色を堪能したので下山に入ります。写真はだいぶ下ったところ。送電線とランドマークタワー、といったところでしょうか。

↓霜柱です。

↓そしてこちらが枯れ草の周りにできる「シモバシラ」。私はこんなのがあるとも思わずに歩いていたのですが、登ってきた方にご親切に教えていただきました。ありがとうございます。教えてもらわなければ全く気がつかなかったでしょう。ここからは何枚かシモバシラの写真を。それにしても、どうすればこんな形・サイズになるのか不思議です。綿あめか何かのお菓子にも見えてきます。

↓だいぶ下りてきました。地面に緑色の草もちらほら見えるようになり、空気もちょっとだけですが暖かさを感じます。ほっと一息です。

↓左側のピークが仏果山。そんなに高くないように見えますが、気温や風はまったく違いました。冬の山を甘く見ると危ないということが(低山ですが)身にしみて分かりました。

↓帰りも林道を横切ります。

↓どんどん下ると車道にぶつかります。大分人里に近づいた気分。ヤマビルの看板と忌避剤もありました。昔からヒルが大嫌いなので、たぶん夏は来られないな〜。

↓上のポイントを左に曲がって車道沿いに歩いてすぐの地点。「東丹沢登山詳細図」ではこのカーブミラーのあたりを直進となっているのですが、川があって少なくとも私は直進できません。やむなく右折して進みましたが、その先に愛川ふれあいの村への標識があり、無事帰ることができました。

10:25  下は青空の広がるいい天気でした。風が冷たかったですが景色を十分楽しめました。

天気のいい日、高取山に双眼鏡を持って出かけてみてはいかがでしょうか? 標高は高尾山よりもちょっと高いだけですし、自然の中の快適なハイキングと山頂からの抜群の景色(都心と丹沢の両方)が楽しめます。

おまけ:
全体の時間は3時間52分ですが、Polar RC3 GPSのデータを見ると、高取山への登り、仏果山からの下り、いずれも1時間15分でした。頻繁な着替えや途中写真を撮った時間を差し引くと、片道1時間かからないくらいですね。あとデータを見ていて気付いたのですが、今日の最高地点仏果山(747m)の標高は、前回いったヤビツ峠(761m)とほぼ同じ。ヤビツ峠からの塔ノ岳(1491m)行きが楽なわけです。トレーニングロード(負荷)185は、だいたい普段のジョギング15km相当ですかね。無理のないちょうどいい運動量です。ペースがゆっくりで脂肪燃焼率が高いのも、正月休みで普段よりも食べているのでなにげに嬉しいところです。

2015/1/3 高取山&仏果山

距離
6.81km
トレーニング時間
3:52:45
消費カロリー
1407kcal
平均心拍数
104bpm
最高心拍数
153bpm
最低心拍数
---bpm
平均ペース
33:20 min/km
最低高度
207 m
最高高度
762 m
上昇
730 m
下降
730 m
脂肪燃焼率
37%
トレーニングロード
185


James Splayd 2 days ago
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John Dufry 2 days ago
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